第二の人生に向けた「行政書士」合格格闘記

60歳定年を前に、行政書士試験に2年がかりで合格した私の受験ノウハウや所感等について紹介します

【第2回】なぜ、私が行政書士試験に挑戦しようと思ったか

定年を前に、行政書士の資格取得に成功した私が、そもそも行政書士試験に挑戦しようと思ったきっかけとは・・・?

こんにちは、デジタルと行政書士の二つのスキルでビジネスの課題解決をお手伝いしたい、コウです。

このブログでは60歳定年を前に、行政書士試験に2年がかりで合格した私の受験ノウハウや所感等について紹介しています。

さて今回は、私の簡単な経歴と、なぜ行政書士試験に挑戦しようと思ったかについて書きたいと思います。

私は1987年(昭和62年)に、電気通信事業者、いわゆる通信キャリアに入社しました。

当時は旧・電電公社が民営化されてNTT(日本電信電話株式会社)となり、いよいよこれから高度情報化社会が到来するという時期で、私はNTTへの対抗勢力として設立されたまだ社員300人のベンチャー企業に新卒で入社したのでした。

その後の携帯電話やインターネットの普及、スマートフォン文化の発展など、通信サービスの劇的な発展とともに歩んできたのが、私のサラリーマン人生だったと言えます。

私の会社では、55歳を過ぎると役職定年といって、部下を持つ管理職の立場を外れ、60歳で定年、そしてその後は希望により定年再雇用という形で最長65歳まで働けることになっています(もちろん役員などに昇進すれば、別のコースを歩むことになります)。

私も55歳の役職定年までは、多忙な管理職の仕事に必死に取り組んできましたが、それ以降はかなり時間ができたこともあり、定年後の人生をどうするか、考えるようになりました。

定年再雇用といっても最長65歳まで。恐らくまだまだ元気に働ける年代でしょう。

ではその後どうするのか。

漠然とどこかに転職して働かせていただくのかなぁ、などと考えていましたが、幾つかの転職サイトに登録して調べてみたものの、自分のこれまでの経験やスキルが活かせ、やりがいを感じられそうな仕事は見当たらないというのが率直な印象でした。

高齢化の進む日本社会にあって、高齢者の雇用促進は大きな課題ですが、需要と供給のバランスは難しいことを実感しました。

そうした中で、いっそ起業しては、と思うようになりました。いわゆる「シニア起業」ってやつですね。

これまで会社組織の中でしか働いてこなかった自分ですが、むしろこれまで会社組織ではできなかったことに自由に取り組めるのではないか。これまでの経験・知見を活かして中堅・中小法人のお客様のDX(Digital Transformation)化や生産性向上に対して多少なりともお役に立てるような、「ICTコンサルタント」的なビジネスを起業できないかと思うようになったのです。

ただ、私はもともと大学の工学部を卒業し、技術系として入社しましたが、何か特別な技術に精通している訳ではありません。

営業部門でも管理職を経験し、幾つかの新規事業立ち上げにも携わるなど、様々な分野の仕事に幅広く携わってきましたが、それが果たして世の中で必要とされるものになり得るのか。

お客様にとっての価値をご提供できるのか。

そう考えたときに、もう一つプラスアルファのスキルを持ちたいと考え、行政書士の資格取得にチャレンジしようと思い立ったのです。

次回、もう少し続きを書きたいと思います。

では、失礼します。