行政書士試験勉強の根幹と言っても過言ではない、暗記。年齢もかさみ、記憶力も衰えてきた私を支えた暗記法とは・・・?
こんにちは、デジタルと行政書士の二つのスキルでビジネスの課題解決をお手伝いしたい、コウです。
このブログでは60歳定年を前に、行政書士試験に2年がかりで合格した私の受験ノウハウや所感等について紹介しています。
さて、ここから3回に渡って、私の暗記法について説明したいと思います。
行政書士試験勉強の根幹は暗記であると言っても過言ではありません。
もちろん法律というものは、ある基本的な考え方に則って作られていますから、その理屈を理解することもとても重要です。
しかしながら様々なケースにより、例外的な判例も多々ありますので、どうしても暗記に頼らざるを得ない面があります。
60歳にもなると、若い頃とは違って、記憶力が衰えてきていることは否定できません。
そんな中で、膨大な内容を暗記するため、いろいろなツールを駆使しましたので、ぜひ参考にしていただければと思います。
まず一つ目は、おなじみの単語カードです。
といっても紙のカードではなく、スマートフォンアプリになります。
単語カードアプリは多数ありますが、私は「WordHoloc」というアプリを活用していました。
無料で利用可能なアプリです。
私はこのように、「判例集」や「他資セレフラッシュ」など、6種類以上の暗記カードを作っていました。
赤点線はカードの枚数ですので、例えば「判例集」では525個の判例をカードにしたということになります。
「フラッシュ」というのは、問題集の各肢を一問一答にしたもので、フラッシュカード的にどんどん解いていく意味で名付けました。
「過去問フラッシュ」「他資セレフラッシュ」にも判例の内容が多数含まれていますので、全体としては1,000件以上の判例を網羅していると思います。
「豆知識集」は、一般知識関係の内容。
「マル記対策」は、記述式関係の対策です。
カードをめくっていくとまずおもて面が表示され、それをタップするとうら面が表示されるという仕組みです。
◇カードのおもて面
◇カードのうら面
WordHolicには、このようにブックマークと暗記サイクルの機能があり、間違えたものはブックマークしておき、それを何度も繰り返して消し込んでいくといったことが可能です。
スマホを持ち歩いていれば、いつでもどこでもできますので、ちょっとした待ち時間でも、5枚、10枚と取り組むことができます。
私はあまり使いませんでしたが、読上げ機能によって、歩きながらでも使えるようになっています。
「コメント」には、出典テキストのページ数や問題集の問題番号を書いておきましょう。
疑問に思った際に、もう一度テキストや問題集に立ち戻って見直すことが可能になります。
◇カードのコメント欄
WordHolicは、Excelなどのスプレッドシートで作成し、CSV形式で読み込んで作成することが可能です。
講義や問題集で勉強しつつ、8月ごろまでにカードをしっかり作っておけば、残り2ヶ月ぐらいで頭に叩き込むことで、記憶に定着させることは十分可能です。
私が作成したWordHolic用のスプレッドシート(総カード枚数1,687枚!)は、下記のサイトにて販売しています。
これだけの内容を一から作るのは手間がかかりますので、時間を有効に使う意味で、もし良かったら使ってみて下さい。
では、今回はこの辺で失礼します。