第二の人生に向けた「行政書士」合格格闘記

60歳定年を前に、行政書士試験に2年がかりで合格した私の受験ノウハウや所感等について紹介します

【第5回】(参考)ビジネス実務法務検定試験と私の大失敗について

企業内での法務・契約に関わる実務者のスキルとしての資格、ビジネス実務法務検定試験と、私がしでかした大失敗とは・・・?

こんにちは、デジタルと行政書士の二つのスキルでビジネスの課題解決をお手伝いしたい、コウです。

このブログでは60歳定年を前に、行政書士試験に2年がかりで合格した私の受験ノウハウや所感等について紹介しています。

さて、実は私は行政書士試験にチャレンジする前年の2020年に、ビジネス実務法務検定試験(2級)を受験し、合格しました。

これが翌年に行政書士試験にチャレンジすることにつながった面もありますので、簡単に触れておきたいと思います。

この試験、通称「ビジ法」は東京商工会議所が運営する実務資格で、主として会社内における法律や契約等に役立てる知識の習得を目的として活用されている資格です。

1~3級までありますが、2級合格者は、「ビジネス法務エキスパート」と呼ばれ、社外の弁護士などと協議・相談できるレベルの知識を身に付けているという位置づけになるそうです。

企業活動においては、技術、営業などどんな部署においても、一定の法律、契約等の知識は不可欠です。

特にコンプライアンスの遵守が厳しく求められる昨今においては、なおさらです。

私が設備建設部門で勤務していた際には推奨資格の一つに指定されており、私も少し勉強したのですが、そのときは管理職の業務が超多忙だったために、結局受験は断念してしまいました。

役職定年により管理職をはずれ、かつちょうど2020年はコロナ拡大でテレワーク中心の勤務になり、勉強時間ができたため、改めて挑戦してみたものです。

試験は年2回で、2020年当時は会場受験のみでしたが、現在はIBT方式(Internet Based Testing)も併用され、自宅での受験も可能になっているようです。

kentei.tokyo-cci.or.jp

私の場合は、12月上旬の試験に向け、9月から約3ヶ月の期間で、市販のテキストと問題集のみを徹底してやることで、合格することができました。ちなみにこの検定の勉強では、いわゆる六法などの法律原文は全く見ませんでした。

使用したテキストと問題集

このときの失敗談として、受験申込み期間の開始後、2週間ほどして「さあ、そろそろ申し込むか」と思って申込みサイトを見たら、なんと東京や神奈川、埼玉などの受験会場が申込み締め切りになっているのです。

目を疑いましたが、コロナの影響で、会場の定員を絞っていたのです。そのため、山梨県甲府市まで受験しに行く羽目になってしまいました。

こういうこともあって、IBT方式併用にしたんですね。行政書士試験を始め、他の資格試験でもそうですが、何が起こるか分かりませんので、受験申込み期間が始まったら、なるべく早めに申し込むべきという教訓になりました。

これまで会社員としての業務を通じて、契約や法律に関する一定の実務知識はあるつもりでしたが、この検定の受験で民法会社法、その他ビジネスに関わる法律関係の「基本のキ」を改めて勉強しました。

この合格をきっかけとして、定年後の起業を考えた場合に、士業として独立に役立つ行政書士資格に挑戦しようと思うようになった次第です。

会社勤めの方においては、どんな業務であろうが一定の法律や契約等の知識は必須ですので、入門編として取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。

では、今回はこの辺で失礼します。